2019年03月22日

インドネシアのアイスクリーム

インドネシアに来て驚いたことの一つに、保存食は魔法でも使わない限り存在しないという考え方であるということ。日本のレトルト食品を見せたら、腰を抜かされたことがあります。理由はいくつか考えられますが、そもそも、賞味期限内であっても腐ることが多々ある国なので、メーカーの言う期限を信用しない文化が出来上がってしまっています。
そうでなくても、炎天下の中、不衛生な気候で、何でもすぐに腐ってしまう環境下で、食品を長持ちさせることは揚げる乾燥させることしか無いと思い込んでいます。だからこそ、冷凍保管や低温輸送なんてまだまだ無いに等しいんです。。。

だから、まともなアイスクリームなんて超富裕層だけが食せる嗜好品扱いとされています。(富裕層も少なくはないので、もちろんお店はそれなりに流行ってますが)

インドネシアのアイスクリーム

平均所得が月3万円ほどの国の人が、2000円近いアイスクリームを買うとは思えません。
はっきり言って、金持ちしか食べるな!というメッセージに見えます。金持ちしか買わない・食べないから、値段も高くていも良いという風潮かな。

(これは一般的なインドネシアのアイスクリーム)
インドネシアのアイスクリーム

これでも、100円ほどします。袋に甘いジュース入れて凍らせて、これがアイスクリームという文化。輸送中は溶けても、また店舗で凍らせれば元通りなので、合理的といえば合理的ですけどね。。

インドネシアのアイスクリーム

例えば、インドネシアでは生野菜はほぼ100%の人が食べません。食べるのは外国人やごくごく一部の健康家くらい。1パック500から600円もするサラダを一般人は食べるはずがありません。

インドネシアのアイスクリーム

日本では小ぶりとも思えるこんなレタスがスーパーマーケットで800円もするし、、

インドネシアのアイスクリーム

インドネシアのアイスクリーム

そんな中、日本のサンマルクカフェが(日本流を売りにして)殴り込んできましたが、、、

インドネシアのアイスクリーム

これで800円もするんですか、、、というレベル。
貨幣格差が東京とジャカルタで12−15倍あると思っているので、東京で日本人がこのデザートに1万円支払っているイメージです。うむ、、
やっぱり、やっぱり、日本って恵まれてる。。。

そんな中、グリコさんがやってくれました!
日本並の品揃え、日本並の味、日本並の品質
に限りなく近いアイスクリーム事業を開始しました。

インドネシアのアイスクリーム

インドネシアのアイスクリーム

コンビニで気軽に買えるくらいの価格設定で、インドネシアの子どもたちが喜ぶ姿が目に浮かびます。

インドネシアのアイスクリーム

HAKUというのは高級シリーズです。100円ほど。

インドネシアのアイスクリーム

インドネシアのアイスクリーム

インドネシアのアイスクリーム

これは低所得者でも買えるようにということで、採算度外視10円アイス。

(それに比べハーゲンダッツの価格は)
インドネシアのアイスクリーム

クリスピーサンド1200円、スティック1000円のハーゲンダッツとは大違いです。


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